戀壷洞



戀壷洞
[古陶磁 古伊万里]
〒 605-0088
京都市東山区新門前通縄手東入
- TEL
- :075-525-2121
- FAX
- :075-525-2121
- :なし
- 営業時間
- :11:00~18:00
- 定休日
- :
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- :なし
私の店では主に江戸時代の伊万里焼を扱っています。
そば猪口、豆皿、皿等の身近な食器類や初期伊万里、
藍九谷、藍柿ェ門、輪出伊万里を置いています。
一般において「古伊万里」の呼び名で親しまれている肥前磁器は、制作年代によっていくつかに分類することができます。
17世紀前半に作られた厚手の初期伊万里、その後の技術革新によって薄手に焼成された古九谷、柿ェ門様式の伊万里、 ヨーロッパに輸出された錦手の伊万里、日本の一般大衆向けに作られたそば猪口等があります。
その中で17世紀中頃から糸切成形の技法で、変形皿が作られるようになりました。
私は今、この変形皿に興味を持っています。
変形皿には折紙皿、瓢簟形、花の形、葉形、蝶形等様々な形の皿があります。
これらは型を使用するので、型の内部に彫刻を施し、陽刻しているものが多く見受けられます。
陽刻によって、より立体的な意匠の表現が可能になったのです。
同じ型の皿でも描く文様を変えたり、色や金銀彩を加えてバリエーションをつけているものもあります。
その一つ一つが形・文様ともに洒落ていて、江戸時代の日本人の美意識の高さに改めて驚かされます。