箱 後藤杏塢
【生没年】明治十六年−昭和二〇年(1883-1945)六十三歳
【職種】画家 帝室技芸員 帝国美術院会員
【出自】もと明石藩の儒者橋本海関の子 神戸の人
【称号】幼名成常(なりつね) 名関一 号関雪
【師事】片岡公曠のち竹内栖鳳
【門下】楳崎洙雀・河口楽土
【事蹟】
二十一歳の時、栖鳳の画塾竹杖会に入り門下となったが、のち中国・日本の画蹟を研究、独自の画境を拓いて一家をなす。初期文展で活躍し、大正八年の第一回帝展から審査員をつとめる。絵画研究のため、中国・ヨーロッパへ外遊。人物・動物画にすぐれる。代表作「林和靖」「長恨歌」「玄猿」「霜猿」「軍馬二題」。
|