古美術・骨董用語 古美術・骨董に関連する用語の解説です。

用語
解説
懐紙
ふところ紙・帖紙(たとう)とも言います。たたんでふところに入れる紙のことで、詩・和歌・俳諧などの詠進の料紙に用い、それらをきまった書式に従って書く紙を指すようになりました。
古くは壇紙・奉書紙・杉原紙 を用い、今は多くの奉書紙を用いています。位階により寸法に大小があります。
和歌懐紙には歌題・官位・姓名の次に歌を3行半書きます。
詩懐紙もこれに準じ、俳諧懐紙は杉原紙4枚を横二つ折りにし、 水引で右端をとじて用います。
初折りの表に8句、裏14句、二、三及び 名残の折の表まで14句、名残の裏に8句を書き、各句の下に作者の名を記します。
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